『2022年4月施行 改正個人情報保護法のポイント』
2022年4月改正個人情報保護法の施行
個人情報保護委員会は、社会・経済情勢の変化を踏まえ個人情報保護法の改正を2020年6月公布、2022年4月施行しました。 個人情報取扱業者にとって最も大きな改正ポイント2つを解説していきます。
1.漏えい時の報告・通知義務
今回の改正で事業者の責務として個人情報漏えい等の発生時に個人情報保護委員会、および被害者本人への報告・通知が義務化されました。
2.罰則の強化
今回の改正により措置命令や報告義務違反の罰則について法定刑が引き上げられました。報告義務の違反については30万円以下の罰金が50万円以下へ、また、法人に対しては個人情報の不正利用等の場合50万円以下の罰金が1億円以下へと引き上げられました。
対策の強化
今回の改正を踏まえ、個人情報取扱業者は今まで以上の対策強化が求められます。
悪意の有無にかかわらず、こうした個人情報の漏えい事故には、原因・被害状況の調査費用、詫び状作成・コールセンターの設置費用、コンサルティング費用、再発防止費用等様々な経済的負担に対する備えが必要です。
個人情報漏えい事故にも対応可能なサイバー保険を是非一度ご検討ください。