コラム

『しまむらも被害 ランサムウェアに備えるには』

『しまむらも被害 ランサムウェアに備えるには』

~ランサムウェアとは~

ランサムウェアはRansom(身代金)とSoftware(ソフトウェア)を組み合わせた造語で、感染したコンピュータをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることによって使用不能にしたのち、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するマルウェアです。

~ランサムウェアの国内被害~

最近では大手衣料品チェーンの「しまむら」が被害を受けたことでも知られているランサムウェアですが、2021年に警察庁に報告されたランサムウェアによる被害件数は146件、その内中小企業が79件と最多で大企業が49件、団体などが18件と続きました。復旧については、1カ月以内と回答した企業が54%ある一方で、2カ月以上を要したとする企業が10%、復旧中であると回答した企業が22%でした。また、被害の調査や復旧に要した金額は1000万~5000万円未満が最多で34件、次いで100万~500万円未満が27件、100万円未満が21件でした。一方で5000万円以上とした企業も8件ありました。

~ランサムウェア対策~

ランサムウェア感染被害の軽減対策としては、・データのバックアップの取得・アクセス権限の最小化・ネットワークの監視などが挙げられます。感染してしまった場合は、速やかにネットワークから切り離し、PCの再起動はせずに専門家に調査を依頼しましょう。身代金を支払ってもデータを復旧できる保証はなく、さらなるサイバー攻撃を助長させてしまう恐れがあります。

~万が一の際にはサイバー保険の活用を~

先のデータにもある通り、万が一ランサムウェアに感染してしまった場合は1000万円以上の被害が想定されます。

こうした損害にはサイバー保険にご加入いただくことで、原因調査費用から賠償請求、再発防止費用など様々なお支払いが可能です。

是非一度ご検討ください。

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