『なくならない人為的ミスによる情報漏えい』
~横浜市の中学校で225名の情報漏えい~
7月3日(月)16:40頃、横浜市中学校給食サポートセンター運営受託事業者から中区にある中学校1校の給食利用者(生徒及び教職員)225名へメールを送信した。その際、本来添付する必要のない「送信先メールアドレス一覧」を誤って添付して送信したため、225名分の氏名とメールアドレスが漏えいした。
7月4日(火)対象者にはお詫びとともに添付ファイルの削除を依頼した。漏えいした個人情報は225名分の氏名及びメールアドレス。委託先であるサポートセンターではメール送信時に複数人でのチェックは行っていたもののその記録やチェック項目までは作成していなかったことからファイルが添付されていることに気付かずそのまま送信してしまった。
今後の再発防止について横浜市ではチェック体制の確認と指導、実務の状況確認の強化、連絡体制の構築による迅速な対応、またサポートセンターではチェック方法や記録方法についての見直し、チェックリストを作成し複数人でのチェックを実施するとしている。
~福島県富岡町の事業委託先でUSBメモリー紛失~
7月4日(火)福島県富岡町は産後ケア事業を委託している福島県助産師会に所属する「こみゅーん助産院」にて、同町利用者の個人情報が記録されたUSBメモリーが紛失する事案が発生した。
漏えいしたのは産後ケア事業の利用者の個人情報2件(6人分)。対象の利用者には事業所及び町より架電連絡を行い謝罪した。
どんなに対策をしていても人為的ミスがなくなることはない。
重要な情報が漏えいした場合の損失を考えサイバー保険の備えを検討しておきたい。