コラム

『福岡徳洲会病院で最大約5万5千件の漏えい事故』

『福岡徳洲会病院で最大約5万5千件の漏えい事故』

医療機関でまた不正アクセスによる情報漏えい事故が起きた。

福岡徳洲会病院は7月28日、第三者からの不正アクセスを受けデータベースに保存されている個人情報及び患者情報が外部から閲覧可能な状態になっていたと発表した。

不正アクセスによって情報流出の可能性が発生したのは2023年4月4日、同日中に福岡県警春日署へ相談と、専門業者に調査を依頼し被害にあったシステムは物理的に外部から遮断。4月10日厚生労働省、個人情報保護委員会に報告。4月10日から6月30日まで流出した可能性のある個人情報の洗い出しと改ざん等の影響について調査を行った。

流出した可能性のある情報は患者の氏名、住所、生年月日、投薬内容、病名、検査値など最大48,983件。職員及び外部の氏名やメールアドレス最大3,223件。学生・研修性の氏名や住所最大1,801件。

今後の対応として実被害の報告があった場合は速やかに福岡県警と協力して対応するとしている。

尚今回被害にあったシステムは4月4日以降使用できないようにし、データベースはより高度なセキュリティーを構築したシステムに移行しているとのこと。

サイバー攻撃を受けた場合、再発防止策として今まで以上のセキュリティ対策を講じるのは当然だが、一度事故が起きてしまった場合保険への加入は保険料が高くなったり、最悪の場合引受けてもらえないということも考えられる。

事故が起きていない時だからこそ、サイバー保険の検討が必要である。

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