『HOYA株式会社不正アクセス被害によりメガネの大手チェーンで一部レンズの販売停止』
メガネ用レンズなどを製造するHOYA株式会社は4月1日、グループ本社および複数の事業部においてシステム障害が起きていることを発表した。
2024年3月30日未明、海外の事業所においてシステムの挙動に不審な点があったことから調査したところ、グループの国内外の事業所においてシステム障害が起きていることを確認した。該当サーバーの隔離など対応を直ちに行い関係当局へ報告、外部の専門家を交えた調査結果によると第三者による不正アクセスに起因する可能性が高いとみられている。
本件により現在複数の製品について生産工場内のシステムや受注システムが停止し、全国のメガネチェーン店で一部レンズの販売停止が続いている。
保有する機密情報や個人情報の外部流出の可能性については現在調査中、一日も早い再開を実現すべく対応を行うと発表している。
企業の多くは何かしらのシステムを活用し日々の業務を行っており、そのシステムが停止した場合は自社だけではなく取引先に対しても大きな影響を及ぼすことになる。
取引関係においてサイバー保険の締結を求める企業も増えてきており、サイバー保険はどの業種でも検討しなければならないと考えている。
