コラム

『コクヨ、エーザイ、鹿児島県、相次ぐサイバー攻撃』

『コクヨ、エーザイ、鹿児島県、相次ぐサイバー攻撃』

大手文房具メーカーのコクヨは6月5日(月)から6日(火)にかけてランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことを発表した。ただちに対策本部を設置し外部専門家の助言を受けながら影響の範囲を調査中。情報システムについては順次稼働を再開しているが、一部システムについては現在も復旧作業中となっている。また、今回の攻撃による個人情報及び顧客情報の流出の有無も確認中。

大手製薬会社のエーザイでも6月3日(土)の深夜、自社グループの複数のサーバーが暗号化されるランサムウェアによる被害を確認した。ホームページやメールシステムは通常通り稼働しているが、被害の全容を把握するには時間を要すると発表している。

鹿児島県では6月8日、一斉に大量のデータを送り付けてサービスを停止させるサイバー攻撃(DDoS攻撃)を受け県や市町村のホームページ、防災Webなどのサイトが見られない状態となった。現在はおおむね復旧している。サイバー攻撃とみられる被害は今年の4月にも確認されていて、今回の攻撃は4月を上回る規模だったことが判明し、県は調査・分析の上適切な対策を講じるとしている。

全国で日々起きているサイバー攻撃の被害。

事前、事後の対策に加えてサイバー保険による備えも必要である。

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