助成金に力をいれるようになったきっかけ
エフピー・ワン・コンサルティングでは
中小零細企業のお客様への雇用助成金の相談を数多く受け現在も行っています。
(申請実務は社会保険労務士法人ヴァースにて)
きっかけとなった出来事がありました。
2000年頃、とある助成金の存在を知りサポートした効果がとても大きいことにありました。
代表者が外資系生命保険会社の営業時代のことです。
個人から法人マーケットに切り替えつつある時で、主に信用金庫時代に担当していた先や信金時代の先輩から紹介していただいたお客様に保険のアプローチをしていました。
そんな折
「60歳定年を65歳定年に引き上げてその際、60歳前後の従業員がいると
従業員数に応じて120万とか180万円の助成金が最高で5年間もらえる」という
助成金の存在を知りました。
俗に言う「定年延長の助成金」です。
私が信金時代に担当していた地域や先輩が担当していた地域には、
会社の人員の構成が社長夫妻と高齢(60歳前後)の従業員とあと数人従業員がいるという会社が多数ありました。
またこの会社は恒常的に赤字の上、この高齢者の従業員がもしも退職してしまうと事業が立ち行かなくかるという状態でした。
そこでこの助成金を当時助成金に力を入れていた社会保険労務士と連携して、私の信金時代のお客様と先輩のお客様にこの「定年延長の助成金」を案内しました。
また更にこの助成金を効果的なものにするために、高齢者の従業員の給料の減額を提案しました。
これはリストラとかではなく
60歳以上の従業員について給料を減額することで在職老齢年金が受給できること、高年齢者雇用継続給付金というお金が支給されることで給料が減額されてもこの従業員の手取りは全く変わらないということができたのです。
さらに毎年一定額の助成金が振込まれることで、この少人数の高齢従業員に依存している恒常的に赤字の会社が
・助成金の現金の利益
・支出の減少(給与の減額)
で黒字に転化し、また高齢の従業員も安定的に在職できる状態になり業績そのものも好転、この助成金を申請した会社の社長および対象従業員からとても感謝された思い出がありました。
提携と支援体制の紹介
雇用助成金についてはお客様のニーズや業種等お話しお聞かせいただいたうえで、社会保険労務士法人ヴァースおよび弊社提携の社会保険労務士事務所にてサポートさせていただいております。
理念と姿勢
雇用助成金のサポートについては
弊社提携社会保険労務士事務所との顧問契約(労務相談・給与計算・就業規則の作成サポート他)を条件に
お引き受けさせていただいております。
助成金スポットでの引き受けですと助成金の届けから支給申請までに相応の期間のタイムラグが発生します。
その間に企業様が助成金の不支給要因等を起こしてしまうリスクがあり、いざ支給申請の時に助成金が支給されないという事態が発生する可能性があります。
顧問契約を締結し日ごろから何かあったときに相談できる体制を整えておけば、
不支給要因を防ぐことができるとともに、助成金を申請する本来の目的である経営基盤の強化や労使間の良好な関係の構築、雇用環境の充実に寄与することができます。
そして何より、普段から顧問として関与することで、顧問先の従業員の男女比・年齢構成・従業員の家族構成その他深く知ることができるので、より多くの助成金を獲得できるサポートができるようになり、結果的に顧問料や就業規則の作成費用を大きく上回る助成金を獲得することができる場合もあること、顧問先の経営基盤の強化に大きく寄与できることから提携社会保険労務士事務所との顧問契約を条件にお引き受けさせていただいております。