企業に対する外部からのサイバー攻撃による情報漏洩の発生のリスクが増加しており、2016年度には1281億件のサイバー攻撃が発生しており、現在も増加傾向にあります。
健全に経営を継続していくためには、内部の顧客情報の保護を徹底する必要があるだけでなく、万が一情報漏洩などが発生してしまった際のリスクヘッジをサイバーセキュリティ保険の活用により事前に行っておくことが重要です。
そこで、今回はサイバー攻撃によるリスクやサイバーセキュリティ保険の加入の重要性などについてご紹介していきます。
1. サイバー攻撃によるリスクとは?
サイバー攻撃によるリスクには、どのようなものがあるのでしょうか、具体的な内容については以下のようなものがあります。
①自社側のウイルス感染が原因で他社に被害を発生させた
例えば自社の端末がウイルスに感染しており、その端末から取引先の企業にメールを送ったことにより、取引先企業のメールサーバーにウイルスが侵入し情報漏洩を発生させてしまった場合、責任を追及されることになります。
また、ウイルスに感染させてしまったことにより、取引先企業のサーバーの復旧にかかった費用などの賠償を行わなければいけない場合があります。
②サイバー攻撃により自社の業務に支障が出てしまった
例えば、サイバー攻撃によって自社のサーバーがダウンしてしまったことによって顧客情報などの自社の管理している情報にアクセスできなくなって業務に支障をきたしてしまい自社が損害を被ってしまう可能性があります。
③自社端末が他社へのサイバー攻撃に利用されてしまった
他社へのサイバー攻撃に自社の端末を媒介することによって他社に被害を与えてしまった場合には、自社側の管理体制の不備の問題として訴えを起こされ賠償金などの請求をされてしまう可能性があります。
2. サイバー攻撃のリスクに備えて保険の加入が重要
サイバー攻撃により上記のような被害が発生してしまうと、自社および関係する会社に大きな損害を与えてしまう可能性が高く、最悪の場合には被害を経済的に復旧させることができず倒産に繋がってしまう可能性もあります。
そのような最悪の結果を回避するためにも、サイバーセキュリティ保険にあらかじめ加入しておくことによって上記で説明したようなリスクに備えてリスクヘッジを行っておくことができます。
この記事をご覧の皆さん、特にIT関係の事業をされている企業様は、上記で説明した内容を参考にしてサイバー攻撃によるリスクに備えてのサイバーセキュリティ保険の活用を検討してみるといいのではないでしょうか。
今後、何回かに分けてサイバーセキュリティ保険について詳しくご説明するとともに、保険の重要性を発信していきたいと思っております。
また、ご連絡いただければ、詳しくご説明もさせていただきます。